三田史学会とは

慶應義塾大学文学部のなかに設置された塾内学会であり、史学系4専攻(日本史、東洋史、西洋史、民族学考古学)を中心に運営されています。

活動は1910年の史学科創設にさかのぼり、1915年には史学科の見学旅行や史学研究会が継続的に実施されていたと伝わります。春秋には、各地に残る古文書の採訪旅行が企画された時期もありました。

1921年には、史学科の教員たちが人類学、民族学、考古学、民俗学、人文地理学を含み込む研究会「地人会」を立ち上げたこともあいまって、三田史学会の活動が活発となり、同年11月には機関紙『史学』が創刊されました。以来いまに至るまで、一年間に複数号の刊行を継続しております。また、例年6月には三田史学会大会が開催され、午前中には各専攻の部会、午後にはシンポジウムが開かれています。

史学最新刊

  • 第94巻4号

    論文

    • 慶應義塾大学所蔵「大石・町田コレクション」の「管理・展示の現場」に関する一考察―「原始及古代文化資料展覧会」を出発点として― 臺 浩亮

    インタビュー記録

    • 清代中国統治構造の追及―山本英史名誉教授インタビュー記録— 山本英史・佐藤仁史

    彙報

    第94巻総目次

三田史学会大会

  • 2026年度 三田史学会大会

    2026年度 三田史学会大会プログラム

    1. 律令国家による難波京の維持:藤本 梨那(慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程)
    2. 荘域のなかの杣山 ——紀伊国神野真国荘を事例として——:野尻 従太(慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程)
    3. 治天の側近としての伝奏とその終焉:井村 浩輔(慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程)
    4. 戦時下の松永安左ェ門 ——「隠居日描」の分析——:三科 仁伸(拓殖大学商学部准教授)
    1. 第一次世界大戦後の黒龍江航行権をめぐる中国外交:宮脇 雄太(慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程)
    2. 中国食文化史における宗教・民族・地域——蘭州牛肉麺を例として:矢久保 典良(慶應義塾大学文学部非常勤講師)
    3. イギリス占領下におけるオラービーの表象——ジュルジー・ザイダーンの著述を中心に:勝沼 聡(慶應義塾大学文学部准教授)
    4. ザンギー朝とトルクマーン集団——ヤールーキーヤを中心に:柳谷 あゆみ((公財)東洋文庫研究員)
    1. 前4〜3世紀におけるプリエネの外交戦略 ——アーカイブ壁碑文の分析を通して——:武川 舜(広島大学大学院人間社会科学研究科人文社会科学専攻博士課程後期)
    2. 近代揺籃期バルセローナにおける移民と社会的流動性とジェンダー ——絹・皮革・金属部門の手工業者とその家族の「結婚契約書」(1770-1820)から——:山道 佳子(慶應義塾大学文学部教授)
    3. 上海フランス租界とフランスの文化政策:藤田 拓之(大阪産業大学国際学部准教授)
    4. チェコスロヴァキア建国期のプラハ芸術界の様相:中辻 柚珠(立教大学文学部特任准教授)
    1. 日本海北部島嶼部オホーツク文化集団における鰭脚類狩猟の変遷―礼文島浜中2遺跡出土動物遺存体による検討―:折井 美陽(慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程)
    2. オホーツク文化集団の集落構造-礼文島香深井1遺跡の動物考古学的研究-:佐々木 雄翔(慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程)
    3. オホーツク海沿岸域における近世アイヌの哺乳類資源利用:宗吉 若葉(慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程)
    4. ディルムン式印章の成立と展開に関する再検討ー形態・図像・彫刻技術の観点からー:神野 健太(慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程)

    趣旨説明(13:30-13:40) :山口 徹(慶應義塾大学文学部教授)

    講演 13:40–15:25

    1. ミュージアムのまなざしー1997『異文化へのまなざし』展とその後のモノ語り:吉田 憲司 氏(国立民族学博物館名誉教授)
    2. 対蹠の狭間にモノの在不在を問う―オセアニア研究からの一端:棚橋 訓 氏(お茶の水女子大学名誉教授・東京都立大学客員教授)

    ディスカッション(15:40-16:30)
    ディスカッサント:本間 友 氏(慶應義塾ミュージアム・コモンズ准教授)、長谷川 紫穂(慶應義塾ミュージアム・コモンズ所員)
    ファリシテーター:山口 徹(慶應義塾大学文学部教授)

    三田史学会総会(16:30~17:00) 西校舎 517 番教室
    懇親会(17:45~19:45) ファカルティクラブ(北館1F)

お知らせ

  • 2026年度三田史学会大会(午後の部):公開シンポジウム『モノたちのバイオグラフィ——プレゼンスとアブセンスのあいだを紡ぐ歴史人類学——』

    慶應ミュージアム・コモンズにて開催した『モノたちの眼—メラネシア造形物と密やかなバイオグラフィ』展(2026/3/9-5/15)での試みを起点にして、お二人の講演者ともに、民族資料のバイオグラフィを紡ぐ歴史人類学の可能性を議論します。公開シンポジウムです。ご関心の皆さまのお越しをお待ちしております。

    • 日時:2026年6月27日(土)13:30~16:30
    • 場所:慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎517教室
  • 講演会

    「抑留生活におけるジェンダーと創造性

    ―第二次世界大戦下の中国における連合国民間人女性の手工芸と日常生活―」

    講演者:連玲玲(台湾・中央研究院近代史研究所副所長・研究員)

    使用言語:中国語

        ※日本語原稿を配布します。質問時は中国語・英語可。

    司会:五味知子(慶應義塾大学)

    日時:2025年11月3日(月)15時―17時

    会場:慶應義塾大学三田キャンパス第1校舎143-A

    対面開催・要事前申し込み(締め切り2025年11月1日)

    主催:三田史学会

    申し込み・問い合わせ先 tomokowuwei@keio.jp(五味知子)

  • 2025 年度三田史学会大会

    2025 年度三田史学会大会が6月28日(土)に開催されます。詳細は上記を<三田史学会大会>欄をご覧ください。

  • 2025 年度 三田史学会大会午後の部・シンポジウム

    • 日時:2025年6月28日(土)
    • 場所:三田キャンパス西校舎517教室
    • タイトル:現代ヨーロッパの多民族空間を生きる人々を考える