2025年度 三田史学会大会

期日:2025 年 6 月 28 日(土)
会場:慶應義塾大学三田キャンパス(〒108–8345 東京都港区三田 2–15–45)
行事:下記の大会プログラムのとおり
参加方法:午前・午後の部ともに会員・非会員を問わずどなたでも自由に参加できます。懇親会へ
の出席を希望する場合には、6 月 18 日(水)までにお申し込みください。詳細について
は、同封した別紙をご参照ください。
懇親会費:通常会費は 5,000 円です。当日、懇親会場にてお支払いください。
学生会員には三田史学会が 3,000 円を補助しますので、各専攻教員に申し出て、必要な手続きをとってください。
会場では 2,000 円を支払ってください。

2025年度 三田史学会大会プログラム

午前の部 研究発表

日本史部会(10:30~)西校舎 524 番教室

  1. 荘園整理における実態把握のあり方
    慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程 野尻 従太
  2. 清衡期と基衡前半期における平泉の形成過程についての考察
    ――「都市づくり」という概念を中心に――
    慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程 カルボヌ・サニア
  3. 両大戦間期朝鮮北西部の内地向け米穀供給
    慶應義塾大学文学部准教授 前田 廉孝
    Kahm Howard
    Associate Professor, Underwood International College, Yonsei University

東洋史部会(10:00~)西校舎 527 番教室

  1. イスタンブル海軍工廠における組織と給与――1608 年付の点呼給与台帳の検討を中心に――
    慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程 相磯 尚子
  2. 近代オスマン帝国の行政医たちの社会的出自と教育背景――人事記録簿の分析から――
    日本学術振興会特別研究員 PD・東京大学 鈴木 真吾
  3. 乳母か実母か――清代中国の子育て観――
    慶應義塾大学文学部准教授 五味 知子
  4. 北海道華僑と清朝在日公館――道立文書館所蔵史料からの考察――
    亜細亜大学国際関係学部国際関係学科准教授 青山 治世

西洋史部会(10:00~)西校舎 514 番教室

  1. ヘレニズム期諸ポリスにおける外国人審判人
    広島大学大学院文学研究科人文学専攻博士課程後期 鳥山 剛
  2. 17 世紀中葉キプロスにおけるカトリック宣教
    ――ジョバンニ・バッティスタ・ダ・トーディの報告書から――
    大阪公立大学特別研究員(日本学術振興会特別研究員 PD)藤田 風花
  3. 18 世紀イングランドにおけるダンスの「有用性」論
    ――ジョン・ウィーヴァー『舞踊史試論』――
    青山学院横浜英和中学高等学校教諭 小澤 里佳
  4. アメリカ大統領選挙と中絶問題――その歴史的意義――
    同志社大学文学部教授 小野 直子

民族学考古学部会(9:30~)西校舎 522 番教室

  1. 白保竿根田原洞穴遺跡出土人骨を対象としたタフォノミー研究
    慶義塾大学院文学研究科修士課程 永島 萌
  2. 古代日本における「踏み返し」を用いた瓦笵製作技術の復元研究
    ――大御堂廃寺出土陶製笵を中心に――
    慶應義塾大学院文学研究科修士課程 足立 唯菜
  3. 紀元前 3 千年紀におけるアナトリアとエーゲ海地域での地域間交流
    ――土器の器形・製作技術に着目して――
    慶應義塾大学院文学研究科修士課程 田中 塁
  4. 近現代台湾におけるガラス容器の流通・消費の一様相
    ――台北市大龍峒遺跡出土資料の分析を通して――
    慶應義塾大学院文学研究科修士課程 徐 湘菱
  5. 出土炭化物の樹種同定分析による環礁植生の通時的理解
    ――中央ポリネシアのプカプカ島を事例に――
    慶應義塾大学院文学研究科修士課程 大太 瑛吉

午後の部(13:30~16:30)

西校舎 517 番教室

シンポジウム
現代ヨーロッパの多民族空間を生きる人々を考える

趣旨説明(13:30-13:40)
慶應義塾大学教授 清水 明子

講演 13:40–15:40

  1. 戦間期ポーランドにおける少数民族問題とユダヤ人
    ──シオニスト・I. グリュンバウムの挑戦──
    常磐短期大学教授 安井 教浩
  2. 第二次世界大戦前夜のキンダートランスポート
    ──「難民の世紀」におけるユダヤ人の子どもたちの出国──
    成城大学名誉教授 木畑 和子
  3. 第二次世界大戦期「クロアチア独立国」のセルビア正教徒住民
    ──セルビア人の女性と子どもたちの救出活動について── 清水 明子

質疑応答(16:00-16:30)
司会 慶應義塾大学教授 赤江雄一

三田史学会総会(16:30~17:00) 西校舎 517 番教室

懇親会(17:45~19:45) 山食(西校舎中階)